改造したマイク付きイヤホンコードにスイッチをつけてみた

警告

この改造は自己責任でお願いします.
(素人目ですが)Docomo側の仕様に乗っ取った形で改造しているつもりですが,電話本体やイヤホンへの負荷は全く考えていません.
もし接続するものがデリケートな機器(高級なイヤホン等)の場合,機器の故障や破損する可能性があるかもしれません.また携帯電話本体も同じ可能性があるかもしれません.


そして半田ごてでのやけどやけがに注意しましょう.
(というか誰もやらないよな・・・

本編

前回までは,外部接続端子向けのマイク付きイヤホンコードを平型端子に移植しました.今回は,スイッチをつけて着信などが出来るようにしてみようと思います.
マイク付きになったことで着信時にそのまま会話が出来るようになっています.今の携帯なら大抵は自動着信機能があるそうです.
すると,スイッチつける意味あるの?といわれると何ともいえなくなりますが.(ほんとうになんともいえない :-(
まぁスイッチあった方がすてきじゃないですか.SO905iは音楽再生時にスイッチで操作出来る機能がありましたので,あればとても便利 :)

今回つけるスイッチ

タクトスイッチというものを使っています.押すとカチカチ音が出るスイッチです.
押している間だけ通電するもので小型機器のボタンなんかに使っています.携帯電話の側面にあるボタンなんかもそれかと思います.
§7−2 スイッチの基本
タクトスイッチって: 夢と小物のエンジニアリング


いろんな通販電子部品サイトを見ましたが,共立エレショップさんで購入.
【共立エレショップ】eleshop.jp 超小型タクトスイッチ(0.7mmタイプ)[R指]: 【パーツフロア】:電子部品,半導体,キットの通信販売
今回はボタンの高さが少ないものを使ったためスイッチが露出してしまいましたが,長いタイプを使えばスイッチのボタンだけを露出させるだけなので見栄えがさらに良くなります.これ反省点です.(追記:10mmは長すぎると思うので4.5mmのリンクにしました)
【共立エレショップ】eleshop.jp 超小型タクトスイッチ(4.5mmタイプ)[R指]: 【パーツフロア】:電子部品,半導体,キットの通信販売

必要なもの

仕様工具は前回と同様.
リッツ線も用意しましょう.
スイッチ固定のためにホットボンドか接着剤を用意します.

作業開始

まずスイッチ増設分のコードの確保が必要です.
今回の100円イヤホンコードは5本入っていました.イヤホンジャックとマイク側にはこのようにつながっています.

この5本を有効活用出来ないかと考えます.スイッチ増設分を2本と考えると結局7本必要となります.
そこでGNDは共有してみましょう.そうするとGND+L+R+Mic+SWで5本で行けそうです.

スイッチを増設

まずスイッチをカバーにつける作業から


スイッチを露出させるべく加工.
穴を開けてある程度切り取り,やすりで四角に整えます.


スイッチをこんな風に仮に埋め込んでみます.


次に配線



最後にスイッチをカバーに接着して配線


ぱかっと

  • 追記

スイッチの配線として,配線先が4つありますが使うのは2つです.内部はH型の回路担っているはずです.

テスターでどの位置でスイッチが動くか確認してみるとよいです.
スイッチを中に格納する際に,ピンが邪魔になるので3ミリ程度残して全部切り,配線すると納めやすくなります.

平型端子側の配線変更

GNDを1本に共通させました.ので余った線をスイッチのピンに配線します.これまた数ミリしか残っていない部分なので慎重に.
終わったら一応テスターなどで確認.携帯電話でスイッチが動くかなど.
多分リッツ線を動かすととれてしまう恐れがあるので,終わったらホットボンドで固定してしまいましょう.これで外れれる心配を軽減.


後はカバーをすべて閉じて終わりです.

反省点

  • やっぱりスイッチ全体の露出が・・・
    • 加工丸出しでどこで使えば良いのか悩みそう
    • ボタンの高さがあるものを選らんでその部分だけ露出させることで,見栄えも良くなります.


後は動さは問題無かったので合格点かな.
幸いコードが5芯あったのでスイッチの露出以外はスマートに出来ました.
コードが少なかった場合は5〜7芯のコードを探す必要があります.以下のサイトだと6芯まではありました.
極細シールドケーブルオヤイデ電気オンラインショップ(電線・ケーブル・オーディオ)


ということで,工具と素材と時間と細かい作業を投げ出さない根気があれば誰でもチャレンジ出来ると思うので,レッツDIYで!