SDHCにeeeUbuntuをインストールしてみる記録

2008/07/18 21:04:36

長くなったので分割しました。



Eee PC 901のXPを素の状態で使おうと決めてしばらく。Ubuntuも使ってみたいなあという欲も出てきました。
でもSDHCをまるまるUbuntuにしたくないなあと思ったら、こんなエントリーを見つけました。

x-gadget:blog WindowsとLinuxを共存させる時のパーティションの切り方

こんな方法があったのですね。先人たちはすごいなあ。感謝感謝
これなら、6Gぐらいをデータ用にして、後の領域をUbuntuにするのもいいかもしれない。
ということで、まずはUbuntuパーティション・エディタでこんな感じに作成しました。

それでもって、8Gのext2Ubuntuを入れて、残りにswapを割り当てる事にしました。(ここだと、swap領域もext2で)

  • 追記:2008/07/18 23:12:03

以上のパーティションの設定だと、あまり意味を持たないので、以下のように直しました。(おおよその容量を提示しています。ので、参考になさる場合は調節してみてください。)

  • 6GB FAT32
  • 9GB ext3 /
  • 残り(1.3GBぐらい) swap


ubuntuの領域はちょっと少ない感じですが、まぁいいでしょう。

追記 2009/01/12 16:10:53

「上記のやり方では、パーティションを手動で設定していましたが、最近、「空き領域を最大限」使うという項目を選んでもよいことがわかりました。(901では試していませんが、別のノートPCで成功しました)
この場合は、以下のようなパーティションに分けてみてください。

win linux share FAT32 空き領域

すべてのパーティションを消して、頭にFAT32パーティションを作るだけ。そのほかにパーティションは作る必要はありません。「空き領域を最大限」のガイドを利用することで後はUbuntuが自動的に処理してくれるようです。
それ以外の設定、ブートローダの設定は以下のやり方と同じものでよいと思います。(Linuxのシステムの場所は変わっていないと仮定したからです)
しかし、自身では確認していないのであくまで自己責任でお願いします。


ということで、SDHCにeeeUbuntuを入れることにしました。

下準備:True image Personal 2でXP領域をバックアップ

失敗してXPも動かなくなったら元も子もないので、取り合えずTIP2でバックアップしました。
CDからブートして、それぞれのドライブを外付けのHDDにバックアップ。至って普通に終わる。

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eeeUbuntu8.04をインストール

使うのは、ライブCDの部屋のものから。

ライブCDの部屋

ニュースの一番上に、901の有線LANと無線LANに対応したテスト版があります。あくまでテストに参加ということでこれを利用。

下準備:CDを焼く

Ubuntuなら標準でisoイメージのCD書き込み機能がありますのでそれを利用。

下準備:用意するもの

外付け光学ドライブと、eeeUbuntuを焼いたCD、先ほどパーティションを切ったSDHCメモリカード

ライブCDとして起動してみる

eeeUbuntuをLiveCDで起動させてみます。
光学ドライブでブートさせるとメニューが出てきます。
最初に言語設定があるので、日本語にすると日本語のメニューが出てきます。
そこから、一番上のインストールしないところを実行すると、LiveCDで起動しました。
Eee PC 901で動かしています。eeeUbuntuのLiveCDでの動作についてですが、起動やデスクトップの表示もかなり待たされます。
起動すると、至って普通のUbuntuが動きました。解像度の認識も1024x600で認識していました。動作もいい感じ。SDHCも認識しました。
ですが、無線LANが有効になりませんでした。デバイスが認識していないようです。LiveCDだと無線はだめかな?
有線LANはつながっています。問題ありませんでした。Firefoxで接続を確認
ということで、無線だけの方の場合は、まだ厳しいのかもしれません。
とりあえずはネットワークの確保は出来ているので、インストールしてみることにしました。

インストールする

今回の目的は、XPとUbuntuデュアルブートで、SDHCの取り替えをしてもXPが起動するというものを目指します。
この場合、ブートローダーの書き換えが必要になるらしいです。以下のエントリーが参考になりました。

カツタタカシごっこ | Ubuntu LinuxをSDHCにインストールする

カツタタカシごっこ | SDHCにLinuxをインストールしてXPとデュアルブート

ダイアログにしたがって進みます。キーボードの選択で固まりました・・・
再起動して、もう一度ブートさせようと、ブート選択メニューで光学ドライブを選択してもネットワークブートを始めてしまいます・・・
有線LANを接続していたから悪いのかなと思ったので、外して再度ブートさせるとCDでブートしました。
では、インストールを始めます。キーボードの選択はjapanで適当にやっておきました。

パーティションの設定

で、この後の注意点はパーティションの選択と、ブートローダSDHCに入れることだけでしょうか。
(注意:今回のインストール作業時に接続していたデバイスは、SDHCと外付けHDDです。そのせいなのか、SDHCの場所が/dev/sddとなっていました。SDHCだけ使っている場合だと/dev/sdcが対象となるかもしれませんので、注意してください)
今回の場合は、/dev/sdd2 をext3でOS領域としてroot、/dev/sdd3をスワップにすることにしました。(最初にパーティション設定した意味が無くなってしまいました。作業記録なので気にしないw)


パーティションの選択は、手動にしてみました。がパーティションの編集で、固まってしまいました(汗)が、何とか動きました。(ちょくちょく固まるのは、LiveCDの問題があるのしょうか?)
あと驚いたのですが、XPの領域があると、アカウントのデータを引っ張ってくることが出来るようなダイアログが出てきました。こんなことも出来るのですね。
ブートローダの設定は、カツタさんのところでは、hd1(/dev/sdb)となっていましたが、/dev/sddが対象なので、hd3になるのかな? 仮定して設定しておきました。
→hd3では失敗したので、hd2で再度チャレンジ中
→→インストールは成功しました。hd2で良いらしいですね。


これでインストールを開始してみます。パーティションのフォーマットを設定していたので、フォーマットが始まり、ファイルコピーが始まりました。
で、終わった後には、やるべき事があるので再起動は後にしてデスクトップに戻りました。

休話閑第

一つ気がついたのですが、SDHCカードアクセスランプは無いんですよね。あれば便利なのになあ。そういえばLANポートにもアクセスランプがないですね。
こういうのも、省電力の助けになっているのかと思ったら、そんなに必要はないのかなw
そういえば、パーティションの説明のときに写真とればよかったかなと後悔・・・
インストール作業は意外と時間がかかりましたので、適当に時間を潰しましょう。


続きます。

SDHCにeeeUbuntuをインストールしてみる記録2 - Mattari Memo