LinuxOSにはヘルプシステムが足りない

そう、コンシューマーは価格に惹かれてマシンを購入し、自宅に持ち帰って箱から取り出し、起動する。しかし、起動されるシステムは期待していたWindowsではないということにすぐに気付き、価格は魅力的であるものの、もう少し高い価格であっても慣れているシステムの方が良いという自らのニーズを理解するのである。言い換えれば、こういったマシンに不向きなユーザーはその価格のみに惹かれて購入しており、Linuxの使い方を学んだり、従来はお金を払って購入していたソフトウェアの代替となる無償の製品を探したりする努力をしたくないという人たちなのである。

これをみて思いました。ネットブックによってLinuxは熟練者以外のユーザーにもふれられるようになりましたが、結局は満足できないことが多いとか。
そういえば僕も、WEBに詳しいから(=調べることに興味があるから)Linuxにさわれたのですが、逆に言うとLinuxを扱うにはネットがうまく扱えないと進められないのかもしれません。
Ubuntuには一応なヘルプソフトがあるのですが、あまり当てになりません。詳しく書いていないし、結局WEBから探した方が早い。そしてそれは非熟練者は面倒な作業になります。
このソフトでWikiが見れるとよかったり、フォーラムにアクセス出来たりすればいいなあと。負担が一つ減るわけです。
それが無理でも、ヘルプソフトに、フォーラムやWikiのリンクを張っておくとか、ブラウザにブックマークを入れておくとかの工夫も必要かな。
要するに調べるための入り口がかなりの狭さを感じるということです。何かを探すためには、ネットと検索エンジンを理解しないといけないのが、熟練者ユーザ以外には大きな壁になっていると思われます。
よくLinux界隈の人は、自分で調べることを重視する傾向が見られますが、PCを道具として扱う人にとっては、それがすんなり使えて当たり前と思うのも普通。
もしかしたら、ユーザーをたくさん増やす必要も無いのかもしれませんが、せめてそのぐらいの優しさがあれば、理解が深まるのじゃないかと考えます。