USBケーブルと見せかけて超小型microSDHCカードリーダーの製作

ケースファンをUSB扇風機するのはいとも簡単に完成し(ただつなぐだけでしたし)
USBで頭に思いついたものを作ることにして考えること.そういえばこんな記事を思い出しました.

ちぎれたUSBケーブルのようなUSBメモリ「Hacked」などが日本でも発売 - GIGAZINE

ちょっと前からいいネタになっていたUSBケーブルを引きちぎったUSBメモリの存在.すでに多くやられているハック,DIYでもありますが,さすがにこれを作ろうとすると何かつまらない.
で手元にあったのは.



ということで,これをUSBケーブルっぽくすることにしました.

用意するもの

  • USBケーブル,Aオスは必須
  • 上の小型microSDHCカードリーダー
  • ホットボンド
  • ニッパ
  • カッターナイフ

製作過程

USBケーブルを切るなり引きちぎります.
次にケーブル端子の塩化ビニールに刃を入れて開きます.これは開きすぎた.
いらないUSB端子を根本から切ります.こうすると,USB端子と同じ大きさのカードリーダーが入る訳です.隙間部分はホットボンドを使って埋めますが,完全に加工して閉じるときにします.

今回の犠牲者.

小型カードリーダーのプラ部分を分解.超小型につき,ゆがませないように注意を払ってニッパでぱちぱち.

余分なパーツを取ります.金属のパーツがありましたが,特にいらないだろうと取ってあります.
次に分解後のカードリーダーを見つつ必要な加工をします.
このカードリーダーにはmicroSDHCカードを排出する構造がありますが,技術力不足で移植を断念.爪でとれるぐらいにコの字に切れ込みを入れておきました.

USBマークのある表面はアクセスランプ用の切れ込みも入れておきました.透明なプラがあれば切れ込みに付けても良いですが面倒だったのでホットボンドで埋めておきました.
そうして最後にホットボンドを使って隙間部分を埋めて接着.
カードリーダーにカードを入れておきながらやると良いです.というのもホットボンドでカードが入らなくなるおそれがあるようです.
あと,USB端子はどの程度出しておけば良いのかはあらかじめ決めておいてやる必要があります.ケーブルカバーに入れすぎると当然差せなくなります.目安はUSBハブなんかに差しながらやるのも良いですが,このカードリーダについていたキャップを付けながらやるのも良いです.すると最適な位置で固定出来ます.


追記:熱を持ちすぎるとカードリーダー本体が取れてしまうかもしれません.ホットボンドは内側の隙間埋め専用にして,本体は瞬間接着剤で固定のほうが良さそうです.


以上で完成.

完成品

横から見ると汚いですが,正面からならまあ良いかな・・・

アクセスランプも見えるようにしました.


個人的にはおもしろかったので満足でした.

改良点としては

デザインが若干残念でした.上から見る分には驚いてもらえそうですが.アクセスランプ部分の切れ込みはちょっと不自然.
また作ることがあったら,あくまでUSBケーブルの形はそのままにしてランプも考慮したデザインにしておきたいですね.ケーブルカバー内側からぼんやり光ったり,端子の隙間からぼんやり光るぐらいにしてみたいところです.USBマークの丸い部分が光ったりするとおもしろかったりして?
切れ込みは最小限にするのも大事でしょうか.ホットボンドも多すぎたので収まりきってません.この辺は技術不足でした.
またカード排出機構もうまい手があればいいのですが,悩ましいところです.